他愛ない話を延々と

メンタル弱めな30代の果てしない戯言です

差別とコンプレックス

自分がどうしても好きになれない人を思い浮かべて見ます。

どうしてその行動をゆるせないのか、なぜこんなに腹が立つんだろう?

 

多くの場合、それは自分自身のコンプレックスの裏返しなんですよね。

「あんな風にだけは絶対なりたくない!」と思うからこそ、その人に共感することを心が強烈に拒絶するんですね。

 

「あんな風にだけはなりたくない!」と思う気持ちの元をもっと辿っていくとどんな感じでしょうか。

 

「あんな風」になると、何か困ることが自分の身に起こるはずです。

例えば「貧乏にだけはなりたくない」と感じる人は、貧乏になったらとにかく困るからですよね。

お金がない恐怖とか将来どうなってしまうのかとか、とにかく怖いことだらけです。

 

「あんな風にすぐ感情的になる人になりたくない」、という場合は「自分の気持ちをコントロールできない」恐怖を持っているでしょうか。あるいは、感情的に振る舞うことをずっと抑制されてきて、少しでも感情的になったら誰かに否定された過去を持っているとか。

 

過去の体験や未来への不安からくるものが多いように思います。

 

「あんな風にはなりたくない」という気持ちは差別を生みます。

「その人にはこうあってほしい」という気持ちと似ていますから。

自分の思い通りでない相手を拒絶する気持ちです。

 

そしてそれは自分自身のコンプレックスの裏返しです。

コンプレックスは誰にでもあることなのでそれがいけないことだとは思わないけど、

私はそれを自覚していないといけないなと思っています。

コンプレックスや人を拒絶したい気持ちをすぐに手放すことは難しいけど、

そんな自分に自覚的でいようとする気持ちは忘れたくないな。

完璧には無理だけど、私はできればいろんなことを認められる人でありたいのです。

まだまだ遠いけど…。