自傷行為と過食嘔吐
自傷行為ってね、なんか不思議です。
「あっ!切りたい!」って思ったらもう手が刃物を握っちゃってるわけですね。
グッと力を入れてスッと皮膚に突き立てた刃先を引けばアラ不思議、
パカァ〜っと開いた傷口からにゅわーーーんと真っ赤な線が膨らんで、
一気にブワッと血液が噴き出すんですね。
同時に心がスーッと穏やかになって、なんていうんですかね。
邦画をずっとみていていきなり訪れるあの、風景のみのサイレントシーンのような。
脳みそが軽くなったような、深呼吸ができるようなそんな感じです。
そして段々に落ち着いた感じが笑えてきちゃって、ウフフっみたいになっちゃうんですね。
ちょっとクレイジーですよね。気味が悪い感じですよね。わかります。
自傷の不気味さは多分、自分を傷つける不可思議さだけにではなく、なんというかそのホラー感にもあるんだと思うんです。
自分に酔ってるだけじゃんという方もいるんでしょうが、ある意味では酔ってると思います。
麻薬と同じような強烈な効果が脳に現れているらしいのです。
そこらへんは国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦先生の本をどうぞご参照ください。
麻薬や覚醒剤というとお酒よりも強烈に強いものでしょうから、酔ってるなんてレベルじゃないかもしれないですよね。
そんな快感を一度得てしまったら病みつきになって依存的になるのも仕方ない気がするのです。
過食嘔吐も同じような感じ。
私にとっては自傷的な役割が大きいです。
食べて食べて、その時は精神状態にも寄りますが無心に食べることでストレスを感じなくしてる場合もあるし、吐くために食べている(詰めている)場合もあるし。
美味しいと感じるのって最初の10分くらいですかねぇ。
トイレで吐く時の感覚は自傷の時の切った瞬間と少し似たような感じかなと思っています。
ちょっと違うのは、体も軽くなるし心もハッピー(吐き切った!と思えた時限定)。
かと思いきや、体はしんどすぎてヘロヘロ、もうやりたくない、神様助けて…みたいな日も。
終わった後のゴミの残骸を見るときが一番めんどくさいです。
あと私は毎回トイレ掃除をするのでそれも。
後の始末ってのはいつでも私を悩ませます。
事後処理のめんどくささよ…一旦へたり込んでしばらく休んでからだな、なんて思ってグダグダしているうちに窓から朝日が差し込み、小鳥がチュンチュン…みたいなこともよくあります。
どんだけ焦ってたんだって感じで散らかってるゴミ、我ながらオイオイ、頭狂ってるのかよって食べ方したんだろうなみたいな形跡を見るともはや本当にこれ自分がやったんだよななんて疑いたくなる時も。
あれ、なんでこんなこと書き始めたんだろ。
過食したくなっちゃうだろ!
これは自分への嫌気からかな。それとも自分を振り返りたかったのかな。
とにかくなんか書きたかったんだ。
そんな感じです。